とにぽよも憂鬱

ポケモン	持ち物	技1	技2	技3	技4	特性	性格
サンダー	ゴツゴツメット	10まんボルト	めざめるパワー氷	こうそくいどう	はねやすめ	プレッシャー	ひかえめ
ガルーラ	ガルーラナイト	ねこだまし	おんがえし	アームハンマー	ふいうち	せいしんりょく	いじっぱり
ボーマンダ	いのちのたま	りゅうせいぐん	だいもんじ	かわらわり	まもる	いかく	おくびょう
ガブリアス	こだわりスカーフ	りゅうせいぐん	じしん	いわなだれ	げきりん	さめはだ	むじゃき
ファイアロー	あおぞらプレート	ブレイブバード	フレアドライブ	つるぎのまい	まもる	はやてのつばさ	いじっぱり
ギルガルド	たべのこし	シャドーボール	ラスターカノン	みがわり	キングシールド	バトルスイッチ	おくびょう

概要

まず2014年の公式ルールについて触れておきます。
カロス地方(XY)に登場するポケモンのみ使用可能でその数は449種類と全ポケモンの約6割。
指定された限られたプールで戦うわけです。クレセリアやスイクンが使えない為、ガブリアスやボーマンダがとても強い環境です。

またORASがリリースされていない為、教え技がありません。
メジャー所でいうと「けたぐり」「おいかぜ」「はたきおとす」などは
自力で覚えれるポケモンは少なく、ほとんどが使用できません。

これではあまり伝わらないと思うのでもっと良く知りたいという方は
日本代表決定戦での31人の使用パーティを見てもらえれば環境が解り易いかと思います。
http://cynthia-nosin.hatenablog.com/entry/2014/07/11/175926

今回はこのルールで僕がオンライン予選〜全国大会〜世界大会とずっと使い続けた
高速移動サンダーを軸としたパーティを紹介します。

個別解説

：サンダー
技　　：10まんボルト　めざめるパワー氷　こうそくいどう　はねやすめ
持ち物：ゴツゴツメット
特性　：プレッシャー
性格　：ひかえめ
努力値：H204 B4 C228 S72
実数値：191-*-106-191-110-129 (S個体値30)

2016のゼルネアス以上に強かったと言っても過言ではないくらいに強かったです。

ガルーラ+αの並びから相手に何を選択されても確実にアドバンテージを取れる方法、相方を模索する中で、
能力上昇技を洗いざらい漁り、サンダーの高速移動にいきつきました。

一度高速移動を積んでしまえばガブリアスの岩雪崩で怯む心配も、
大量に見られたボーマンダのこだわりスカーフを考慮する必要もなくなりますし、
ファイアローのフレアドライブよりも先に10万ボルトを打てるので
『少し削られてからフレアドライブで倒されてファイアローに役割を持てない』という展開もなくす事ができました。

ガルーラが苦手とする対ギルガルドでも、相手のブレードフォルム中に
羽休めor10万ボルトの選択を取る事ができる為有利であるといえます。

能力上昇技を使用する上で環境トップに威力の高い先制技である不意打ちを使用できる
ポケモンが多い(ガルーラ、クチート、キリキザン)事がネックになるのですが、羽休めがある為
有効に不意打ちを透かす事ができますし、裏択の通常攻撃に対しても羽休め＋ゴツゴツメットで
相手の体力を減らすだけです。ボーマンダの威嚇を絡める事でより確実な戦いができます。

配分はガブリアス、ボーマンダをめざめるパワー氷で一発で仕留めれる所まで特攻を高め、
素早さを高速移動後にスカーフガブリアス抜き+α、残りを耐久に回しました。

一度高速移動を積んでしまえばほとんどの相手に殴り勝てるのですが、
メガフシギバナ、メガバンギラス、メガライボルト、サザンドラ、ヒートロトム等は突破が厳しい相手です。
どれも数が多くないのですが、メガバンギラスは無視できない数存在したので残りのメンツの型を強く寄せています。

：ガルーラ
技　　：ねこだまし　おんがえし　アームハンマー　ふいうち
持ち物：ガルーラナイト
特性　：せいしんりょく→おやこあい
性格　：いじっぱり
努力値：H212 A212 B20 D4 S60
メガ前：207-156-103-*-101-118
メガ後：207-189-123-*-121-128

猫騙しでサンダーの高速移動や羽休めを打つタイミングを作ったり、
ボーマンダを下げて威嚇を投げ直す隙を作ったりとサポートよりな運用が多かったように思います。
高速移動サンダーとの横の並びがとても強く、不意打ち＋10万ボルトで
プテラやゲッコウガ、ガブリアスなどの襷を潰しながら倒せます。

2014当時は陽気最速での採用も多く見られましたが、2015ルール以上に意地っぱりの耐久振りが強かったと思います。

：ボーマンダ
技　　：りゅうせいぐん　だいもんじ　かわらわり　まもる
持ち物：いのちのたま
特性　：いかく
性格　：おくびょう
努力値：H4 C252 S252
実数値：171-139-100-162-100-167

命の珠＋流星群の威嚇の効かない特殊攻撃による崩しとしてとても強力で、特性の威嚇も優秀です。
技は鋼タイプに撃てる大文字は欲しくて、最後の枠にバンギラスに撃てる瓦割りを用意しました。

：ガブリアス
技　　：りゅうせいぐん　じしん　いわなだれ　げきりん
持ち物：こだわりスカーフ
特性　：さめはだ
性格　：むじゃき
努力値：A124 C132 S252
実数値：183-166-115-117-94-169

ガブリアス、ボーマンダの採用率が異常に高かったのでそれら全てに優位を取れるようスカーフ＋流星群での採用です。
ボーマンダは拘りスカーフ持ちが多く、採用理由の大半がガブリアスの相手をする事なのでほぼほぼ突っ張ってきます。
高速移動サンダーで見れないライチュウやメガライボルトなどもスカーフを持たせる事で安心して任せる事ができます。

また、メガバンギラスで竜の舞を積む構築がとても流行っており、それのストッパーとしての役割もあります。
最後の枠にはニョロトノ＋ルンパッパの雨パーティに対して高い打点から崩せるように逆鱗を用意しました。

元々速いガブリアスにスカーフを持たせる事で
環境にいるほぼ全てのポケモンを上から攻撃できる事が優秀です。

：ファイアロー
技　　：ブレイブバード　フレアドライブ　つるぎのまい　まもる
持ち物：あおぞらプレート
特性　：はやてのつばさ
性格　：いじっぱり
努力値：H4 A252 S252
実数値：154-146-91-*-89-178

この枠は日本代表決定戦時はマリルリでしたが、パーティとしてマリルリの役割がほとんど無くなっていたので
世界大会のマッチ戦に向けて新たな勝ち筋を求めてファイアローに差し替えました。

青空プレートを持つと威嚇を貰っても剣舞＋ブレイブバードでガブリアスやガルーラを一発で落とせます。

：ギルガルド
技　　：シャドーボール　ラスターカノン　みがわり　キングシールド
持ち物：たべのこし
特性　：バトルスイッチ
性格　：おくびょう
努力値：H180 C76 S252
実数値：158-*-170-80-170-123

ガルーラ、クチート、フェアリー技、ドラゴン技に対して投げれる耐性が優秀なポケモンです。
ガルーラスタンミラーにおいてギルガルドの素早さで勝負が決する事も多く、
長い間環境に合わせて素早さを上げながら使用してきたのですが
代表決定戦以降は控え目最速でもぬるいと思い臆病最速としました。

戦績

<日本代表決定戦>
ブロック予選
フレデリカ○

BIDC○

ワトソン○

決勝トーナメント
メガマウス〇

Scar〇

バルドル〇

優勝<世界大会>
ニョロルンパ××
ガルーラスタン○○
メガバンギラス○×○
ゴチルクチート雨○××
ゴチルリザＹ○○
メガルカリオ○○

4-2 (相手の名前,PTメンツ分かる方いれば教えて下さい)

雑記

・当時は2敗までは全員トップカットの制度が無く、4-2の中でもオポが高ければ抜けれたのですが足りませんでした。
・初戦の雨パーティは想定していたものだったのですが初の世界大会、初のマッチ戦で弱気なプレイをしてしまい
　とても悔いが残っています。
・4戦目は2016世界チャンプのWolfeでした。今まででやってきたポケモン対戦の中で一番内容が濃かった気がします。
　3本目最後の最後ギリギリのとこで負けてしまいとても悔しかったのを覚えています。
・TOP8にガルーラがいませんでしたが、世界大会終了後、各国の代表と対戦したところ85％程度は勝てたので
　パーティ選択は間違っていなかったと思ってますし、今でもガルーラが最強だったと思っています。

対戦動画

(22:15〜)

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とにぽよも憂鬱

2014〜2016世界大会使用構築

2014年世界大会使用構築 - 高速移動サンダー軸ガルーラスタン

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【VGC2016】ポケモン2016年公式ルールについて